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お知らせ

マイクロスコープでの前歯コンポジットレジン(CR)治療

息子の前歯の治療について前回お伝えしましたが、
ついでに前歯の大きな虫歯の治療の症例を見てみましょう。

この患者さんは前歯の虫歯の治療で
「神経を取ってセラミックにしましょう」

と言われたのですが、内心「それはどうか?」と思い当院を来院しました。
幸い症状はありませんし、レントゲンでは虫歯は神経まで達していない様子。

それでも虫歯を除去中に神経まで行っていることはよくあることです。
虫歯を除去した時に露髄(神経が露出すること)を前提にラバーダムをかけて治療を進めました。

ラバーダムの重要性については以前のブログをご参考にしてください。
ラバーダムの重要性:ジルコニア修復

今回はラバーダムのメリットがデメリットより上回ると判断いたしました。

麻酔は十分に効いたことを確認して始めます。

虫歯を取り除きます。
虫歯の特徴として、外側は残っているのですが内部で広がっている場合がほとんどです。

取り残しはいけません。

しかし多少黒い部分残っていても硬くなっていたら問題はありません。
どこまで歯を削るかは「う蝕検知液」と触った時の「硬さ」で決めます。
色で判断する場合もありますが、オーバートリートメント(削り過ぎ)になることが多いです。

9割ほど虫歯を除去したところです。

1/3ほど歯がなくなってしまいましたが、これが虫歯の怖さだと感じてください。
早めの治療であればここまで削る必要はありません。

ここで歯の神経は確実に残せると判断いたしました。
さらに必要な部分を削除し、神経に近い部分にMTAというセメントを置きました。

今回は間接的に神経を保護するためにMTAを使用しました。

一口にMTAと言っても色々な製品があり特徴があります。
今回は神経保存に適したものを使用しました。

この後コンポジットレジンにて修復しました。
色と硬さの違う3種類のレジンを使って自然に見えるようにしました。

いかがでしょうか。
赤い小さながついているのが治療した歯です。自然でしょ?

90分かかりましたが、1日で神経を保存し綺麗になります。

2022年8月から経過観察を2年以上行なっていますが、問題はありません。
参考までに術前と術後のレントゲンをアップします。

↑治療前

↑治療後

前回もお話ししましたが、

コンポジットレジンは1日で終わりますが、経年的に着色やすり減りがあります。
研磨で綺麗になりますが、場合により再度詰め直す必要があります。

 


「歯をぬきたくない・神経を残したい」「インプラントはどうか?」「はぎしりがひどい」など様々な相談をうけています。

けっして当院の治療を無理にすすめることはありません。

60分11,000円でご相談を受けています。

ご予約は【こちら】(web予約)から。