皆さん、こんにちは!今回は、私の息子の前歯のすきっ歯を治療したお話です。
突然のSOS!
息子は県外で生活しているのですが、帰省した最後の日に
「このすきっ歯、なんとかしてくれ!」とSOS。
「今更なんで?」
「もっと早く言ってくれればよかったのに…」
と思いつつ、明後日には授業が始まるというので、急いで治療することに。
「簡単に言うなよな」と言うのは私の本心。
家族の甘えと言うか、歯のことならなんとかしてくれ、という無茶振りは毎度のこと。
(歯医者あるあるですね)
通常ならば模型上で完成形(モックアップモデル)を作ってから治療するのですよ〜
治療のポイントは3点。
下の写真で緑色の部分です。
歯肉と歯の境目に段差を作らないこと(緑の点)、
そして歯の先端が左右対象であること(緑の曲線部)
さらに左右の歯が顔面のど真ん中であること
すきっ歯の治療法は?
ところで、すきっ歯の治療法としては、
- 矯正治療
- ラミネートベニア
- クラウン
- ダイレクトベニア
などがあります。
今回の場合、虫歯もなく歯を削る必要がなかったので、ダイレクトベニアという方法を選択しました。
ダイレクトベニアとは?
ダイレクトベニアとは、歯を削らずに(またはわずかに削って)、コンポジットレジンというプラスチックの材料を貼り付ける治療法です。
1日で治療が終わるのも魅力です。
治療の様子
治療は、
- 歯茎への刺激と歯の隙間を広げるために麻酔
- ラバーダムというゴムのシートで治療する歯を隔離
- 歯の表面を綺麗に磨く
- 歯の表面を酸で処理し、接着力を高める
- コンポジットレジンを丁寧に貼り付ける
という流れで進めます。
この日は休診日だったので、私一人で治療を行いました。 いつもはアシスタントがいるので手が4本あるのですが…(笑)
バタバタで術中の写真を撮る余裕がありませんでしたが、治療後はこんな感じになりました。
歯間離開したため、歯と歯の間に黒い隙間がありますが、これは自然に閉じてきます。
治療のポイント
今回の治療のポイントは、審美性だけでなく、歯と接着したレジンに段差を作らないことです。
フロス(糸ようじ)を入れても引っかかりがないのが理想です。
なぜなら、段差があるとそこにプラーク(細菌の塊)が溜まりやすく、虫歯や歯肉炎・歯周病の原因になるからです。
ダイレクトベニアの注意点
ダイレクトベニアは手軽にできる治療法ですが、いくつか注意点もあります。
- セラミックではないので、色がつきやすい
- 欠ける可能性がある
もし色がついてしまっても、軽度であれば研磨で対応できますし、酷い場合は詰め替えも可能です。 欠けてしまった場合も、詰め直しができます。 歯軋りがある場合は、ナイトガードというマウスピースを使うことで、欠けるリスクを減らすことができます。
最後に
今回の治療は、あくまでも仮歯・仮の治療という位置付けです。 ダイレクトベニアは数年はこのままもつと思いますが、将来的には他の治療法も検討する必要があるかもしれません。
すきっ歯の治療は、矯正治療で数ヶ月〜数年かける場合が良いケースもたくさんあります。 コスパやタイパを求める方も多いですが、全ての治療には適応症があり、思った以上に複雑な治療になることもあります。 十分な診査を受け、検討なさった上で治療を受けることをおすすめします。
今回のブログが、すきっ歯の治療を検討されている方の参考になれば幸いです。
「歯をぬきたくない・神経を残したい」「インプラントはどうか?」「はぎしりがひどい」など様々な相談をうけています。
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