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お知らせ

【無料相談より】インプラント治療より大切なこととは?

歯が無くなった後の治療法は入れ歯、ブリッジ、インプラントです。

(放置という選択もありますが、おすすめはしていません)

どうしても失った所ばかり注目するのはやむを得ないでしょう。
しかしそこに落とし穴があります。

このケースはインプラント治療をご希望された方です。

歯を失ったからインプラントを勧められたそうでご相談に来院しました。
歯と歯の間に隙間があります。ここが抜歯されたところです。

銀歯はレントゲン上では白く写っています。

黄色の矢印がインプラントを入れたい部位で、赤い部分が根の先に膿がたまっているところ(根尖病巣 こんせんびょうそう)

インプラントを入れたとしても、根尖病巣が大きくなるとインプラントに悪影響を及ぼしますし、
この歯自体が抜歯になってしまいます。

私自身インプラント治療を行っていますが、まず最初に残っている歯はどうなのかを必ず見ます。
レントゲン上、インプラントを入れるより天然の歯を残すことが先決です。

ご説明後、同意を得て天然歯を保存する治療(歯内療法 しないりょうほう)を行いました。

まず銀歯を外しました。すると内部はムシ歯でした。
金属はレントゲンではシールドするため銀歯の内部の状況はわからないのです。

Leica Picture

ムシ歯をしっかり除去したところ、歯茎より上の歯はほとんどなくなってしまいました。
このままでは歯内療法では必須のラバーダムをかけることができません。

このような場合は青い光で固まるレジンでお椀状に歯の形を整えます。
これを「隔壁(かくへき)」といいます。

Leica Picture

隔壁がつくられるとラバーダムをかけることができます。
ラバーダムとは写真では緑色のゴムシートのことで唾液をシャットアウトし
感染を防ぎます。

Leica Picture

青い部分はラバーダムの封鎖を更に良くするレジンです。

現在の歯内療法はラバーダムマイクロスコープの使用が大前提です。
ただし、欧米の1/20しか治療費がいただけない日本の保険治療でここまでの治療を期待するのは無理です
きちんとした歯内療法を受けたい方は主治医とご相談ください。

病巣まで確実に器具が届いているか確認のレントゲン写真です。

その後、根管充填を行い補強財を入れて冠(クラウン)をかぶせます。
もちろん病巣が縮小していることを確認し、予定位通りインプラントを入れました。

今回はインプラントを入れるより、歯内療法の方が数倍難しく時間もかかりました。
(インプラントを入れる手術はおよそ30分ほどでした)

歯が無くなった時、インプラントやブリッジ、義歯を入れることはとても大切なことです。
そしてこれ以上歯を失わないよう、周囲の歯の治療が必要なこともあるというケースでした。

治療:田中伸尚(歯内療法、インプラント)

【無料相談】実施中!!
「歯をぬきたくない・神経を残したい」「インプラントはどうか?」「はぎしりがひどい」など様々な相談をうけています。

けっして当院の治療を無理にすすめることはありません。30分という短い時間ですがお気軽にご相談ください。

ご予約はこちら(web予約)から。

https://plus.dentamap.jp/apl/netuser/?id=5889