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MICRO
SCOPE

精密歯科治療

マイクロスコープの精密治療で
治療の成功率を高め歯を残す

マイクロスコープは
肉眼の最大20倍の視野
見ることができる
歯科用顕微鏡です。
マイクロスコープを使って折り鶴を作ってみました。
普通のコピー用紙を使ったのですが、厚みがあったので頭やしっぽを鋭く折ることができませんでした。
薄い紙があればもっと小さく折れると思います。(歯科衛生士 伊藤)

ちなみにマイクロスコープがあれば誰でもこの鶴が折れるわけではありません。毎日診療後に練習を重ねてできるものです。
(院長 田中)

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精密治療とは?

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この写真には10円玉の上に2つの器具がのっています。
実は共に虫歯を取り除く目的で使用する「エキスカベータ」という器具ですが、上は肉眼用、下はマイクロスコープ用で先はナイフのように尖っています。
肉眼サイズでもこの器具を使う歯科医はかなり丁寧な治療をしているのですが、マイクロスコープを使用しての虫歯治療はさらに細やかな仕事をしていることがお分かりでしょうか。

しかし精密治療はただ単に小さな器具を使うことだけではありません。
正確でなければ良い結果は得られません。
また、マイクロスコープがあれば良い治療が受けられる訳でもありません。

当院の精密治療の特長1

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RUBBERDAM

歯内療法にラバーダムは必須

「ラバーダム」とは歯にリングをかけてラバーのシートをかけること。治療している歯だけを露出させを唾液から隔離し感染を防ぐために行います。同時に周囲の組織を傷付けることも防ぎます。名古屋市千種区の歯医者 覚王山プライベートデンタルではすべての歯内療法において必ずラバーダム防湿を行います。
私は現在トロント大学歯内療法の専門医コースを受講しています。鬼軍曹と言われ、師であるフリードマン教授は「ラバーダムをしないで治療したら警察に通報する!!」と言うほど(冗談でしょうが)ラバーダムの徹底をたたき込まれました。
日本の歯内療法の成功率の低さも、もしかしたらラバーダムの普及率の低さが原因かもしれません。

ラバーダム防湿を行う理由

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  • 治療する歯への唾液感染を防ぐ
  • 洗浄のための殺菌力の強い消毒薬を口腔粘膜に触れさせない
  • 治療器具で舌や頬の粘膜を傷つけるのを防ぐ
  • 治療器具の落下や誤飲などの医療事故を防ぐ
  • 修復治療での歯と詰め物・被せ物の接着力向上・長期安定性に有利

当院の精密治療の特長2

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MICROSCOPE

マイクロスコープは
保存治療のマストアイテム

北米ではマイクロスコープを使用できなければ歯内療法専門医になれません。それは目で見て確認することが治療の成功率を飛躍的に高めるからです。

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写真は神経に達するほどの大きな虫歯でしたが、神経を温存 (Vital Pulp Therapy) しコンポジットレジンで元の歯の形態に回復(Direct CR)させました。治療は1回で完了(90分)です。
通常は神経を取り、数回の通院が必要です。
ラバーダムとマイクロスコープがなければここまでできなかったでしょう。
ただ患者さまの中にはマイクロスコープがあれば良い治療が受けられると誤解されている方が多いようです。
これは高性能なメガネでしかありません。私自身マイクロスコープを使いこなせるようになるまで3年かかりました。
マイクロスコープがオブジェになっている医院も珍しくありません。

マイクロスコープの特徴

  • 最大拡大率が大きく治療部位を精密に把握できるため治療精度が高まる
  • 削る範囲を最小限にとどめることができるため歯を残せる可能性が向上
  • 治療部位をモニターで患者さまも確認できる
  • これまで細部の確認が難しかった部位の治療の可能性が広がる
  • 肉眼では見逃してしまう歯石や汚れも除去することが可能になり予防効果が高まる

当院の精密治療の特長3

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長期安定には
「感染のコントロール」
「力のコントロール」が必要

感染リスクゼロ AND 咬合の再構成

CONTROL

一本の歯を残しても調和したかみ合わせが達成できなければ歯は割れてしまいます。まさに「木を見て森を見ず」です。
今まで歯科ドックで多くの方のかみ合わせを診ていますが、パッチワークのようにバラバラな治療で咬合理論的に問題を抱えている方が多いと感じています。
歯科において一番難しい治療は「咬合の再構成」。
それは全ての歯にアプローチしてかみ合わせを変えること。
身体に調和するまでプロビジョナル(仮歯)で長期に渡り調整していくことがあります。これは根気のいる宮大工のような仕事です。これも精密歯科治療と言っても良いでしょう。

歯を残す保存治療

歯科治療に掛け算はなし。
積み重ねるのみ。
歯を残す保存治療は日進月歩です。
次々と優れた材料が開発され、健康保険では導入されてはいませんが日本でも手に入るようになりました。
歯周病菌が全身に悪影響を及ぼしていることも数々の研究から明らかになっています。
しかしかみ合わせの治療は実は数十年前から大きな変化はありません。前述のとおりアナログ的で職人的な治療です。
最近はデジタル的な治療が広がり、技術の習得なく簡単に終了する治療が脚光を浴びています。
まだまだ改善の余地がありますが、デジタルとアナログの融合により今後どのように歯科医療が発展するか楽しみです。
長期予後
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